さて、2017年になりユーチューブバブルも終焉を迎えたとも言われている。
4月6日発表の「1万回再生未満のチャンネルの広告停止」と「ユーチューブパートナーシップの審査」によって、かなりのユーチューバー(顔出しなし)が去っていくことでしょう。
去年の11月ごろに大量のチャンネルが削除される事件、通称「秋のBAN祭り」がありました。
そこでリスクヘッジとして大量のアカウントを作って分散していた人は、逆にペナルティ対象になり、一番恐れていた芋ずる式のチャンネル削除を受けるという最悪の結末を経験した人も多いでしょう。
私もご多分に漏れず、その芋ずる式のチャンネル削除を食らった一人です。
そして、その「秋のBAN祭り」の時期と同じころから、チャンネルコピー被害が相次ぎ、元チャンネルが削除され、コピーチャンネルが生き残るという悲劇の連鎖が起こった。
そう、私もご多分に漏れず、コピーチャンネルの被害にあった一人です。
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ユーチューブはこの半年で目まぐるしく変わった
私がユーチューブアドセンスを始めたのは2014年の12月。この辺りは「ユーチューブで稼げる!」というちょっとしたブームになっていた時期で、実際かなりの人が稼いでいたと思う。
それもWindows movie makerで簡単に作った動画で。私の場合、仕事の合間を縫って動画を作ってはアップロードして何か月か放置する。
それを繰り返していくつかの動画削除も受けて、だんだんと稼げる動画というものが絞れてきて、1年後には月3万円弱ほど稼げるようになり、その半年後には15万円、その3か月後には30万円にまで収入は伸びていった。
もちろん思考錯誤を繰り返していたので、簡単に稼げたわけではなかったのだが、それまでいろいろネットビジネスに片足を突っ込んできた経験の中では、「こんな簡単に?」という感じでもあった。
そして、ネットの特性でもある指数関数的な成長曲線をグッと描いていた去年の11月ごろ、一気に芋ずる式にチャンネルを削除され、夢は終わった。
なぜ芋ずる式アカウント削除に至ったのか
芋ずる式のチャンネル削除について、の経緯を冷静に振り返ってみるとこういうことになる。
まず、チャンネル登録者1000人を超すメインチャンネルがいきなり削除される。動画削除歴やペナルティも一切ないチャンネルが突如、コミュニティガイドライン違反で一発退場に。
おそらく、悪徳コピー業者に狙われて、いわゆる「アドセンス狩り」的な行為を受けたものと思われる。
悪徳コピー業者は事前に私のチャンネル動画を全てダウンロードしておき、一発退場後、その動画を新しいチャンネルでアップロードする、という手口でしょう。
アドセンス狩りを受けた私は、重い重いコミュニティガイドライン違反をしたとされ、20個近くに分散していたチャンネルのほとんどが連鎖的に停止状態になった。
私がユーチューブアドセンスを始めたころは、1グーグルアカウントにつき1チャンネルが鉄板だった。
なので、10チャンネル作りたい場合は10個のグーグルアカウントを作って、最終的に1つのアドセンスアカウントに関連付けていた。これは芋ずる式チャンネル削除を防ぐためのものであったが、いつのまにかユーチューブのルールが変わってきて、この「1グーグルアカウントにつき1チャンネル」で複数のチャンネルを持っている人はペナルティ対象になっていたのだ。
結局、どんなに分散しようがグーグルの目を誤魔化すことはできません。
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オリジナルコンテンツでなければ稼げない時代へと
サイトアドセンスに比べて、ユーチューブは今まで脇が甘かったと思います。
しかし、今後は変わってくるでしょう。今まで当たり前のように稼いでいた動画が、ある日いきなり削除されることも起こりえます。
ユーチューブはオリジナルコンテンツでないと、どうやら稼げない時代に入りました。これは間違いなさそうです。
サイトの文章をコピペしたスクロール動画などは、今後減っていくでしょう。ユーチューブの現時点でのクローラーでは、動画内のテキストを判別することは出来ないとされていますが、あと数年もすれば桁違いに賢いクローラーが巡回するのですから。
ユーチューブに存在する動画の大半は、完全オリジナルではなく2次創作物、3次創作物と言っても過言ではありません。
それはアイデアだったり、曲だったり、肖像権だったり、文章だったりといろいろで。
著作権のグレーラインは非常に曖昧で、インターネットが普及して以降、ルールは破たんしているとも取れます。
人間の目と脳で見ても判断しかねるグレーコンテンツを、ユーチューブのクローラーが正確に判断できるようになるのは、もう少しかかるかもしれませんが、必ずその時がきます。もうすぐそこかもしれません。
これからユーチューブでお金を稼ぎたい!と考えている人は、必ずオリジナルコンテンツで勝負してください。できれば顔をだして、見ている人を楽しませたり、感動させたり、役だったりすることを、動画に納めていってください。楽曲のカバーはオッケーです。自分で演奏して歌っていれば、著作権者と分配されて広告収入は入ります。
お金を稼ぐことに抜け道はありません。特にグーグルはコピーコンテンツを嫌います。
それぞれの視点からのそれぞれの表現をグーグルは期待しているのでしょう。
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