話題の不倫ドラマ『あなたのことはそれほど』の最終回。
見ました。ネット民の感想も交えて、ネタバレ全開で振り返っていきます!
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有島夫婦の行方
鈴木伸之演じる有島光軌と仲里依紗演じる有島麗華夫妻。
麗華が実家に帰り、独りぼっちになった光軌。出勤前と帰宅前に往復3時間掛けて、子供に会いにいく。
毎日毎日、寝不足になりながらも、光軌は1日6時間使って子どもの顔を見に行く。
しかし麗華は冷たく言う。
麗華 「とにかく自分が頑張っている姿を見せつけて、プロポーズを受けてもらおうとする人たちの心理、本人がどれほど頑張ろうと、トライアスロン完走しようと、円周率を10万桁覚えようとも、プロポーズを受ける側にとったらほぼ関係のないこと。こういう努力の方向ってどうなんだろうって疑問と、今似たような気持ちです。」
光軌 「だから、だからいいんだって!子供と麗華の顔が見れれば。許してもらおうなんて思ってない。俺が今一番したいことをしてるんだから。それだけだから。」
麗華 「それだけでいいなら、なぜ私はこんな思いをしてるの?」
光軌 「じゃあどうしたらいいんだ?はぁ、ダメだ…」
麗華 「だから逢わないほうが…」
光軌 「イヤなの!逢わない時間で互いの大切さが分かるとか、そういうの俺にはわかんないの!」
麗華 「あの人は、あなたのこと癒してくれた?楽しかった?あの人といるときのあなたは、私が見たことのないあなたなのかしらね。でもね、光軌、わたしもこんな自分見たことがない。あの顔(美都の顔)、一生忘れない…。私をこんな風にさせたあなたのことが憎いです。」
光軌 「愛してるよ 麗華」
麗華が思いっきりビンタする。
それでも光軌は何度も愛してると言う。目に涙を浮かべながら何度もビンタする麗華。
光軌が帰り、麗華のお母さんが麗華に聞く。
「おまえは光軌さんが正しいから好きになったの?」
答えられない麗華。
次の日の朝、2人は仲直りする。
美都と涼太の結末
涼太からの最後の食事の誘いを受けて、涼太と逢った美都。涼太は戻れるなら戻りたいと言う。相変わらず未練タラタラの涼太。美都は戻る気はないが、涼太との時間に何か居心地の良さを感じているようだ。
美都のお母さんも涼太に最後に会う。部屋に入ると、美都との結婚式の写真が何枚も飾られたまま。手には結婚指輪もまだ付いている。そのことを美都はお母さんから聞く。
住民移動の手続きで役所に行った美都は、自分の名前がまだ渡辺のままであることを知り、離婚届がまだ出されてないことを知る。
涼太に連絡するも繋がらず、いつもならすぐに連絡がくるのにそれもない。涼太の会社の同僚の小田原に相談すると、
「実はこの一週間あいつは会社を休んでいる。一応病欠届けはあったけど。だから俺も心配だ。涼太にしたら奥さんと友達、いっぺんに無くしたようなものだからね。俺じゃだめだから、あいつのこと頼みます。」
もしかして…最悪のケースを心配して涼太の身を案ずる美都。次の日、涼太のマンションを訪れるも、涼太はいない。鍵を開けて中に入る。そして、部屋に綺麗に飾られた結婚式の写真を見つめる美都。
涼太の一方的な愛情によって自分の涼太への愛が麻痺していた美都。その写真たちを眺めながら、忘れていた大切な感情が浮かび上がってくる。
「ずっと涼ちゃんが怖かった。分からなかった。私を縛りつけるあの笑顔が。苦しくてたまらなかった。忘れてた。涼ちゃんは、わたしの夫はあんなにきれいに笑う人だったのに」
美都は涼太が居るであろう思い出の場所へと向かう。涼太はその丘に立っていた。
美都 「涼ちゃん!待って!」
涼太 「みっちゃん!どうしたの?」
美都 「涼ちゃんがもし死んでしまったら、あたし耐えられない!涼ちゃん、もし、もしだけど、今更こんなこと言う資格ないけど、涼ちゃんがそんなに望んでくれるなら…」
涼太 「みっちゃんらしいな!それは同情でしょ?好きとは違う。しかも自分のせいで僕が死んだら、自分の気分が悪いから。全部自分の為だ。これ以上ないくらいみっちゃんらしい。君は自分を肯定することにかけては天才的だね。君が誰かに恋をしてたように、僕も君に恋をしていたことに気付かなかった?君と同じように、僕にも気持ちがあるんだよ。そしていま、僕の気持ちは、みっちゃんのことはそれほど…。みっちゃんもそうでしょ。最初から。みっちゃんはまだ、本当に人を好きになったことがないんじゃない?」
美都 「そうかも」
涼太 「ははは!!本当に正直でひどい人だ。かわいそうにね。僕でも一番好きな人と結婚できたのに」
美都 「ありがとう。でも、私には、涼ちゃんの愛は、優しい暴力だった。私、これからはあなたを傷つけたことを忘れずに生きていこうと思います。本当に、ごめんなさい。」
頭を下げる美都。涼太が近づき手を差し出す。
美都も手を差し出し、しっかり握手をする二人。見つめ合い、ほほ笑む美都。
「ああ、でもわたし、この手は本当に好きだった」心の中でつぶやく美都。
次の瞬間、手を払い歩き出す涼太。美都も、若干未練を残しつつも振り向かず歩き出す。
涼太は指にはめていた結婚指輪を丘から投げる。振り向かず去っていく美都…
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その1年後
美都は1年後も新しい恋はしていない様子。
有島夫婦は2人目も授かり、仲良くやっている。
中川翔子演じる横山皆美の夫婦も引っ越して、仲良くやっている。
美都はあるレストランで、偶然涼太と出会う。涼太の横には女性がくっついている。涼太の手にはウエディングの案内のチラシがあった。
「どうも」
「久しぶり」
とだけ交わして去っていく美都。
涼太が隣にいた女性と再婚すると思い込み、「再婚か」と呟く美都。
しかし、その女性は仕事仲間。そして同行していた育三郎も美都に気付く。
育三郎が美都を見て 「いいのか?涼太?」
涼太 「それほど」
ほほ笑み合う二人。
そして美都の最後のナレーション。
「こちら三好美都。今だに人の幸せなんか全然喜べないバツイチ29歳。運命の出会いは…」
その瞬間、犬が美都に向かって走ってくる。
「すいません!」
と美都に声をかけるイケメン…
終わり
ネット民の反応
ツイッターからの反応をまとめました。
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まとめと感想
結果を簡潔にまとめていくと、有島夫妻は光軌が浮気を深く深く反省して結局仲直り。
渡辺夫妻は離婚。美都は離婚後も独り身、涼太は育三郎と出来ている?ここは推測でしかありませんが、最後のほほ笑み合う2人のシーンはそれを暗示しているようにも見えました。
W不倫という事件を通して、2組の夫婦の絆が描かれたこのドラマ。
一組の夫婦はお互いのことが本当に好きだった夫婦。
もう一組の夫婦はお互いに「あなたのことはそれほど」好きではなかった夫婦。ということですね。
有島夫婦が仲直りした時、チューリップのとある歌が頭をよぎりました。
♪わがままは男の罪 それを許さないのは女の罪♪
麗華のお母さんはあの時、こういうことを言いたかったのかな?なんて勝手に思ったり。
個人的にはこの2カップルの結末は満点だと思います。
美都に関しては因果応報、自業自得。旦那のことはそれほど好きではなかったから仕方がないという感じで開き直りもありましたからね。だから美都はどん底に落ちないと、視聴者からのクレームが来ますからね 笑
有島光軌に関しては、劇中でも深く反省して行動に移していますし、なによりも妻の大きな心に救われたという運の良さにみたいなものがありましたね。結果的に仲直りして奥さんの麗華がとても幸せそうでした。人の罪を許す心は結果的に己を幸せにする。こういうことが感じとれるんで、この結末は良かったです。
美都が最後に出会ったイケメンは運命の人なのか…
そして、そして。育三郎と涼太はどういう…
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