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    Categories: テレビ映画

アンビリバボーで放送されたインドで迷子になってしまった少年の映画はコレ!「ライオン 25年目のただいま」


4月27日放送のフジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられたのは、信じがたいまさに奇跡の物語。

30年ほど前のインドでのお話。貧しい家庭に生まれた少年サルーは、5歳の時に兄とともに家を助けるために列車に乗って出稼ぎに出かけた。

しかしそこで兄と離れて迷子になってしまい、焦ったサルーは家に帰ろうと列車に乗るが、その列車は家から1000kmも離れた知らない土地に着いてしまった。

そこで道行く人に必死に事情を説明するが、故郷の街の名前もうる覚えで、しかも言葉も通じない。やがてサルーは5歳にして路上浮浪者になってしまう。

警察に保護されるも、どうにもならず少年拘留センターに送られる。そこは犯罪を犯した少年たちが集まる場所。そこで過酷な虐めを受けるが一か月後に児童擁護施設に移される。

とうとうサルーは迷子の身から孤児になってしまった。

施設のオーナーの勧めで、里親に引き取ってもらうことを決意したサルーは、インドを離れて遥9500km離れたオーストラリアに旅立ったのであった。
 

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奇跡を起こすのは文明の利器「グーグルアース」

里親に大事に育てられたサルーは、大人になり、養父の会社で働いていたが、生き分かれた母や家族のことを忘れる日は一日もなかった。

うる覚えの街の名前の記憶からじゃ、故郷を特定することなんて到底出来ないと諦めていた彼だが、景色の記憶は確かだった。

そこで思いついたのは、グーグルアース!上空からの景色を確認できるグーグルアースならば、微かな記憶にある景色を見つけられるのではないだろうか?と。

記憶から手繰り寄せたヒントは5つだけ

・列車に乗っていたのは2~3日

・同時に列車は時速22キロほど

・駅の隣に大きな給水路があたはず

・街の裏に母が働いていた岩山があった

・故郷の名前はガネストレイ?

彼は2年もの間、必死にグーグルアースと向き合った。

来る日も来る日もパソコンに向かい、故郷を探した。

とある日、彼は微かな記憶に残っている景色と似た画像をグーグルアースで発見する…
 

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サルー本人が映画「ライオン 25年目のただいま」を語る!

このアンビリバボーな事実を映画化したのが、「ライオン 25年目のただいま」という作品。

アカデミー賞6部門にノミネートされ、話題となっているこの作品は、主演に「スラムドッグ$ミリオネア」で好演したデフ・パテルを起用し、養母役にはハリウッドを代表する女優コール・キッドマン。そして主人公の恋人役には「ドラゴンタトゥーの女」で強烈な印象を残したルーニー・マーラ。

事実は小説より奇なり。これぞ映画!といった劇的ドラマティックなストーリーなのですが、フィクションではなく事実。実際はもっと辛くて怖い、そして寂しい体験をしているはず。映像で表現しきれないほどの思いを。

映画のモデルとなったサルー・ブライアリー氏は、映画を観てこう語っている。

「映画は、人々を感動させ、また意識を高めたり、素晴らしい奇跡を起こせるコンテンツ。この話を映画化してくださった人々は、素晴らしい仕事をなさったわけで、また本作を認めてくれたアカデミー賞も、新しいものにオープンなんだなと思ったよ。他にノミネートされた作品を見てもね」

 

まあ、どんなにグーグルアースが凄かろうが、5歳の時の記憶をしっかり覚えていたという事実が奇跡に繋がったわけですから、このサルー少年の記憶力と、あきらめない精神力が奇跡を起こしたんでしょう。やはりマンパワーです。
 

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