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仮想通貨がバブル!?
数年前から度々メディアにも取り上げられてきた仮想通貨ビットコイン。
2017年6月現在、ビットコインの市場価値の沸騰が凄まじい。6月6日現在、1BTC(ビットコイン)がなんと31万円である。はっきり言ってバブルである。
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仮想通貨の歴史
2008年にサトシ・ナカモトと名乗る男がインターネット上に、万国共通の通貨を作る論文を掲載すると、その考えに賛同したプログラマーたちが終結しビットコインが開発された。
翌年2009年にビットコインは登場。それ以来ずっと市場価値は低く、0.2ドルとか0.3ドルとかを推移していました。
しかし最初に沸騰したのが、2013年3月キプロス危機。ギリシャの国債が暴落したことによってキプロスが財政破綻。(※画像⑤)
政府はなんとかしようと10%の預金課税を始めた。
つまり、国民の貯金から無条件に10%徴収していくという暴挙に出たのである。これに反発してキプロス国民が預金を逃そうとビットコインを買いまくり、20倍の沸騰となった。
その後2013年の中国の大手検索サイトバイドゥがビットコインを採用すると発表し、1000ドルを超える沸騰ぶりになるものの(※画像⑧)、中国政府が禁止したため、また下落した。
2014年には取引所マウントゴックス社が破綻し下落。ビットコインのイメージは悪くなり、日本では取引がより一層下落した。
しかし、仮想通貨は死に絶えてはいなかった。
少しずつ市場価値を上げて、2017年は日本の仮想通貨元年と言われるほどの広がりを見せている。
2017年は仮想通貨元年
仮想通貨とは、インターネット上に存在している、価値を持つ電磁的記録(データ)のことなんですが、ビットコインを含む全ての仮想通貨に発行母体はありません。(リップルは例外)
今までのお金は発行母体があります。日本の円でいえば政府が発行して日本銀行が管理をしています。
各国が国家として中央銀行から通貨を発行しているわけですが、国という超強力な信用できる組織のお墨付きを得ているから各国の通貨は価値があるわけです。
仮想通貨は、発行母体もなく、サトシ・ナカモトと名乗る男は実在するのかもわからない。国とはまったく関係がないこの通貨はどうやって利用者の信用を得ているのか?
その正体が、インターネット上で発明された画期的なシステムだった。
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ブロックチェーンとは信用を裏付ける画期的な発明
ブロックチェーンとは、人間が考え出した新しい信用の仕組みなのですが、仮想通貨が画期的である理由はこのブロックチェーンによって信用されて運営されているところです。
透明なブロックのように、すべての取引をすべて利用者が可視化できるようになっており、その透明性、公開性、公平性が信用の担保となっているシステム。
そして、その取引を承認するのもまた第三者。承認は競争になっており、一番早く承認した人は12.5BTCの報酬をもらえる。現在の相場でいうと400万円近い報酬を得られる。
マネーロンダリングなどの犯罪性への危惧
ビットコインは取引は透明化されているが、誰が取引をしているかということは匿名である為、脱税などで得たお金をマネーロンダリング(資金洗浄)する手段として、ビットコインが売り買いされている。
匿名性を生かして様々な犯罪がビットコインでやり取りされている。
仮想通貨の時価総額は現在5~6兆円であり、まだまだ小さいマーケットです。しかしこれから膨れ上がっていく市場であることは間違いなさそうですね。
日本国内でも6000店舗での利用が可能であり、海外送金などはインターネットで繋がっていれば手数料がほとんど発生しないし処理が速い。特に国境を跨いだお金のやり取りに関しては、メリットしかないので、グローバル化が進んでいけばもっと仮想通貨で取引が行われることになるでしょう。
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運用手段としてのビットコイン
我々が実際円をびっとコインに換えるとしたら2パターンの目的だと思います。
・生活の利便性の向上というメリットでのビットコイン
・投機対象としてのビットコイン。
投機対象としては、じっくり考えてください。なんせ、とてつもない乱高下を来り返す市場です。
投機対象として買うなら、しっかり底値で入っていきましょう。今はどう考えても高すぎるので、ここから上がったとしても美味しくはないです。
落ち着いて、下がったのを見届けてから、入っていくのがベストでしょう。
まとめ
ビットコインをはじめとする仮想通貨が、今後の我々の生活に影響を与える可能性は極めて高いといえるでしょう。
日本国内で言えば、円で払うか、ビットコインで払うか、どうちらでもオッケーという商品やサービスがどんどん増えていくでしょう。
ビットコインの登場によってお金の実態が徐々に分かってきた人も多いかもしれませんね。
お金は実在するのもではなく、信用を数値化しただけのバーチャルなもの。という考え方。
しかし、信用を数値化したものに、我々人間は価値を感じるんですよね。バーチャルなデータだとしても。
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