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【超重要】地球上のお金が株や債権やデリバティブなどなどにどのくらい流れているのか?というデータ!「神王TV」より


 
今回の神王TVの動画でお伝えしてあることはある1つのデータ、数字ですね。

地球上のお金が、株や債権、デリバティブ、などなどに、どのくらい流れているのか?というデータです。

もちろん、正確な数字は誰にも計算できませんし、データの取り方や時期によっても変わるし、円換算すると為替によっても変わるので、ここでは、わかりやすくするために、あくまでも、大ざっぱな数字ですので数字の正確性ではなくそのニュアンスをつかむようにと神王氏は言っています。
 

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GDPのデータ

では、まず全世界のGDPは、約8100兆円です。

国際通貨基金(IMF)の推計による、2015年の世界のGDPは74.5兆ドルなので1ドル110円で計算すると

そのうち、日本が約550兆円くらいで3位。
1位は当然アメリカで、約2000兆円。
2位が中国で、約1200兆円。

バフェット指標

そして、全世界の株式の時価総額が、75兆ドルなので、約8200兆円
もちろん、株価は毎日変わるので、あくまでもイメージですが。

そして、この株の時価総額と、GDPのバランスは、株の加熱度合いを測る物差しと言われ、あの投資の神様とも呼ばれる、ウォーレン・バフェットさんも、注目していることから、「バフェット指標」と呼ばれたりしています。

すごく単純に言えば、株の時価総額がGDPを超えると、加熱している=大幅な調整による下落、または暴落の危険ありという感じでしょうか。

トランプラリーから始まり、2017年の株式市場の好調もあり、ついに数年ぶりに株の時価総額がGDPを超えた、つまり、このバフェット指標が過熱気味を示しているの現状であるということですね。

ただ、何度も言うように、株価は毎日変わっていますし、GDPの計算はリアルタイムではなく、各国が統計を出すまで時間がかかるのでデータとしては1年前とかの話になるので、あくまでも大雑把に把握しておくということです。

とは言え世界の株価は、特にアメリカはかなり過熱気味であるこということを、ここではしっかり押さえておくということです。

債権のデータ

次に、もう少しいろいろなデータを観ておきたいのですが、
全世界の債権は約100兆ドルつまり1京1000兆円くらい、ついに単位が兆の次の京になりました。

そして、サブプライム問題、リーマンショックのときのCDS問題、また昨年のドイツ銀行のときも、いろいろ言われましたが、いわゆるデリバティブはあくまで想定元本で言えば、約553兆ドルつまり、約6京円と言われています。

とは言え、アメリカを始め、金融機関が保有するデリバティブは、本当のところの想定元本は誰にも分からないので、これ以上に膨らんでいる可能性も全然あります。
あくまでも1つの商品なので、うちはどれだけ持っているとかそんなことは公表されないので…。
 

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CDSとは?

そして、CDSについては今回は、すごくすごーくざっくりというと、
「CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)」はデリバティブの一種で、取引先の倒産に備える保険のようなものです。

借金の肩代わりみたいなモノなので、相手が倒産しなければ保険料が入り儲かりますが、万が一倒産したら大変なことになる。

そしてこのCDSが儲かるからと言って、金融機関は売りまくって、また金融機関やヘッジファンドなどは買いまくっているので、例えば、自分の会社のCDSを自分の会社の子会社が持っていたりと、もうめちゃくちゃになっていると言われています。

これがサブプライムやリーマンショックの時に、一部明るみに出ましたが、結局具体的な解決策は採られず、今もうやむやになったままなのです。

ちなみに、ドイツ銀行は、約75兆ドル(8200兆円)ものデリバティブを保有しています。これは、ドイツのGDPが約4兆ドルなので、およそ18倍。

単純に言えば、1つのただの銀行に過ぎないところが自分の国の18年分ものデリバティブを持っているわけですから怖いですよね。

そして、例えばドイツ銀行は、ギリシャ破綻に対するCDSの最大発行元であり、万が一、ギリシャが破綻した時は、最低でも50兆円の損失を被ると言われている。

ただの民間の1つの銀行が、それだけのお金を払えるわけがないので、、ってのが大問題と言われているわけです。

デリバティブ膨張問題

だから、世界経済に潜む7つの超・巨大爆弾や、その他にもある様々な大問題が、万が一本当に爆発してどこか大手の金融機関や大企業、またはCDSの対象になっている国などが倒産・破産したら、CDSの絡みでとんでもなく連鎖倒産する可能性もあるというわけです。

6京円が全部吹っ飛ばなくても、その1%の600兆円が問題になってもそれだけで日本のGDP以上です。

ちなみにリーマンショックのとき、全世界で消えたお金が約80兆円と言われています。

デリバティブの「0.数%」が問題になっただけでも、リーマンショック級の経済問題がいつでも起こるということです。

ちなみに、金、ゴールドは約860兆円。昔は金本位制で金という裏付けがありましたが今はそんなものはなくなりました。

こういうデリバティブなどを、信用創造といって、実体経済を超えて遙かに遙かに金融市場は大きくなりすぎている、膨張しすぎているのが現状。

そして、何度も言うように世界中の誰1人としてその正確な数字、正確な実体を知るものはいない、という現状。

まとめ

もちろん、だからといって、今すぐどうこうというわけではないけれど、株・トレードをやる人は、当然、プロとして、その現実とリスクは知っておく必要はあるし、投資をしていない人にであっても、そういうとんでもなく膨らんだ金融資本主義の上に生きているということは知っておく必要はあると思います。

先ほど言ったように、問題が表面化したとき、地球上すべての人が巻き込まれることになるし、どのくらいの影響が出るのかは本当にどうなるのかは、誰にも分からないと神王リョウ氏は言っています。

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