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信用買い残が空前絶後の規模に 8年4ヶ月の上昇相場にトドメを刺す? 「神王TV」より


 

今回の神王TVは、株価大暴落のサイン、信用買い残が空前絶後の規模にというテーマです。

2018年は警戒すべき年

リーマンショックが2008年に起こり、そこからアメリカ経済が立ち直ってから今現在までで約8年4ヶ月ほど、アメリカ経済も株価も基本的にはずっと上昇しています。

リーマンショックのあと約10年間、これと言った大規模な経済危機は無かった。

トランプショックが起こるとか言われたこともありましたが、蓋を開けてみれば、歴史的大上昇になったわけですし。もちろん、細かく言えばいろいろ起こっていますが、長い目で見たら株価はずっと上昇しているのです。

とは言え、景気サイクル論とかチャート的に言っても、こんなにも長期で上げ続け、さらにまだまだ上げる、とは言えない面もあるので、結論だけ言えばアメリカ経済、アメリカの株価共にそろそろ息切れする可能性が非常に高く、特にサイクル的に言うと2018年は警戒すべき年となるのではないでしょうか。

そんな感じで、アメリカの株価は、今年は史上最高値を更新しまくってますが、ここから先で言えばもうほとんど上昇余力がないと言えるし、さらに実は他にもチャート的に言うと、いろいろともう最高値圏、天井を示すサインや大暴落を示すサインも出まくっています。

では、それらを、1つ1つ見ていきましょう。
 

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信用取引の信用買い

まずは、信用取引の信用買いが恐ろしいくらい膨らんでいるということ。
もう少し詳しく言うと、信用売り残に比べて信用買い残が約3倍になっている

この3倍、というのはかなり重要な数字で、4~5年かけて3倍になると、その後大暴落するというのが相場のパターン、経験則としてあるのです。そして今現在が、ちょうど3倍くらいになっているのです。

しかも、年々株式相場に流れるお金というのは、爆発的に増えているので、例えば2003年に比べたら今現在の信用買い残のお金も2倍以上になっています。

単純に言っても、信用買い残があるということは、いずれ売られるということ。
それが、信用買い残が大量にあるということは、いずれ大量の売りが出るということ。
しかも信用買い残がかつて無いほど膨らんでいるということは、いずれかつて無いほどの大量の売りが出ると言うことです。

市場がこんな状態なので、これだけでもいつ暴落してもおかしくない
一度売りが始まって株価が下がってきたら、みんな利益確定の売りを急ぐので、売りが売りを呼んでの大暴落というパターンになる
利益確定に乗り遅れて株価がとんでもなく下がって損切りになるとしても、信用取引をずっと維持しているわけにもいかないのでいずれ売るしかない。だからさらに暴落は広がる。

信用売り残が少ないので、普通は空売り勢の利益確定、いわゆるショートカバーで節目節目で上がるのだが、それを遙かに超える信用買い残がたまっているので一瞬でかき消されるってこと

さらにもっと言うと、こんな状態の時にずっと言っているような、何かの経済爆弾が爆発したり、7つの超巨大爆弾が爆発してしまったら、とんでもない規模のパニック売りに加えて、一気にこの空残絶後の規模の信用買い残の投げ売りも入るので、リーマンショックの時より遙かにひどいことになる、との専門家の予測もあるのです。

神王リョウ氏は、アメリカの約8年4ヶ月ほどの上昇相場にトドメを刺すのはこの信用買い残だと言っています。それくらい恐ろしい話なのですね…。

恐怖指数VIX

今回はご紹介したい、2つの指標があるのですが、その1つ目は、

VIX(ビックス)という指標があります。別名、恐怖指数と呼ばれていて、なんか恐い名前の数字なのですが、この指標から言っても大暴落のサインが出ていたりします。

VIXとは、アメリカのシカゴのオプション取引所(CBOE)が出している指数。

非常に単純に言うと、VIX=ボラティリティインデックスのことであり、その名の通りボラティリティを表す指数なのですが、すごく単純に言えば指数が例えば15だとすれば、1年後にプラスマイナス15%上下してもおかしくない市場ですよ、って意味です。

もう少しだけ言うと、VIXの値動きは、株式相場が下落して、投資家・トレーダーの警戒感が高まるとこの数値が上がり、逆に上昇相場ではこの数値が横ばいや下がる傾向にある。

つまり、非常に単純に言うと投資家の警戒感、つまりは恐怖感を示す指標という感じです。

この数値は、S&P500を対象とするオプション取引の値動きから計算するのですが、中級レベルくらいの投資家・トレーダーなら馴染みのある指数だと思いますが、初心者レベルの投資家・トレーダーさんにはちょっと難しいのでこの指数自体の詳しい解説は、またVIX特集で別途やりましょう。

こちらも結論から言えば、15%って数字と、そのサイクルが株式市場では結構重要視されているのです。

例えば、最近で言えばドイツ銀行問題が発覚したとき、ブレグジット、トランプショック、北朝鮮問題、フランス大統領選の不安、などからの大幅下落のとき、見事に当てています。

とは言え、サイクル的には、2017年9月にもそのタイミングが重なり、暴落説が出ていましたが、結果的には、特に何もありませんでした。

最近で言えば、アップルがiPhone8向けのサプライヤーへの注文を減らしたというニュースをきっかけに売られたとき、VIXが一時的に15%あまり跳ね上がったりと、投資家の警戒感や恐怖感はやはり増えています。
 

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ヒンデンブルグ・オーメン

他にも今回ご紹介したいモノが、ヒンデンブルグ・オーメンと呼ばれる指標みたいなモノが2年ぶりに点灯したということです。

これは市場関係者の中では、アメリカ株の暴落の予兆チャートとして注目している人が多いのですが、これが点灯したら40%くらいの確率でパニック売りが出ています。

例えば、2013年のバーナンキさんの発言からの暴落や2015年の中国ショックなど。

とは言え、これが点灯したのが2017年の6月半ばなので、ニュースとしては遅すぎて意味がないのですが(笑)。

しかしヒンデンブルグ・オーメンが2年ぶりに出たことからも、アメリカ株の過熱感が高いことを示しているし、それが出たにもかかわらずそこからさらに上げ続けているということはしっかりと押さえておいて欲しいと思って、今回念のために紹介しておきました。

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